「子どもがいない世界がやってくる?」の衝撃
以前から言われてたことですが先進国になると少子化になるということ。これは紛れもない事実でそのことによる経済的な歪が徐々に大きくなっていってるのを確かに感じます。
NHK「子どもがいない世界がやってくる?」を見てちょっと衝撃を受けたのでレポートします。
座談会形式の番組で、子供を持つと言うことへの考え方がそれぞれ違う立場(一般の方)が出演されて、そこにいわゆる専門家と言われる方々がコメントする、という番組だったのですが...
【子供は要らないという人の悩み】
自分たちの未来を考えると最悪年金なんか無いんじゃない?という危機感もあり、一度獲得したキャリアは手放せない、という感覚に陥っているようです。
とても子育てが出来るような余裕がない。やっと手に入れたキャリアと子育てを両立できるわけがない、ということです。
しかしながら、子育てはお金では買えない充実が得られるとか、そういうことを言われると自分が欠陥品なのかと思えて困ってしまう。
どちらかと言うと放置して欲しい、という感覚です。
【子供が欲しい人の悩み】
これも大筋で行くとやっと手に入れたキャリアと子育ての両立に悩んでいるイメージです。そして大丈夫だとなった時点(40代突入)ではもう手遅れ(卵子の老化)な状態に陥っている。
特に卵子については生涯で数が決まっていて、さらに言うと20代なら数10%妊娠の可能性があるのに40代となると数パーセントまで老化してしまうという...もっと早く教育なりで何とかしてほしかった、という言い分。
【妊活をしている人々の悩み】
これも厳しい現実があり産めないと悟った時点のショックたるや、相当に落ち込むようです。楽しく生きる方にシフトするのは致し方ないことなのかな、と思います。
中には未婚で子供をつくったりする方たちも出演されていましたが、悩みはそれぞれで、しかも「わかる」という事ばかり。
それぞれの層で、現状が良いとは思っていないという感情は伝わってきますが、今さらなんとも出来ない、ということもあるでしょうし、一緒になって困ってるイメージです。
専門家の言うこともわかるんだけど、かといってそれで解決という感じでもないんですよね。なんだかこれからは個性を大事にして行かなければならないとか...どうなんだそれは?って感じもしなくはない。
そしてこれら以上のことがグラフを見るとわかりますが、日本だけで起きているかと言うとそうでも無い。総じてその傾向らしいです。専門家が言うには先進国はそれぞれ問題視していて、例えば保育の状況とか手当面とか、いろいろなことをやっていますが響かないそうです。
もしかして滅びに向かってるんでしょうか。本当にどうなってしまうのか...