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NEW!2026/01/26

Googleアナリティクス初心者向けデータ読み取り方マニュアル


Googleアナリティクス初心者向けデータ読み取り方マニュアル

「Googleアナリティクスって難しそう…」「データを見ても、どう改善すればいいか分からない…」

Webサイトを運営しているあなたなら、一度はこのように感じたことがあるかもしれません。せっかく導入したGoogleアナリティクスも、その見方が分からなければ宝の持ち腐れ。しかし、安心してください。このマニュアルでは、Googleアナリティクスの画面に戸惑う初心者の方でも、主要な指標の意味やレポートの読み取り方が理解できるよう解説します。この記事を読み終える頃には、あなたのサイトの現状を正しく把握し、具体的な改善策を見つけ出すための第一歩を踏み出せるはずです。さあ、Googleアナリティクスを味方につけてサイトの成果を最大化しましょう!

Googleアナリティクスの基本画面と主要メニュー

「Googleアナリティクスを開いてみたけれど、どこから見ればいいのか分からない…」と感じる方は少なくありません。Googleアナリティクスには多くの機能がありますが、まずは基本となる画面構成と主要メニューの役割を理解することから始めましょう。

どこから見ればいい?主要なナビゲーション

Googleアナリティクスにログインすると、最初に表示されるのは「ホーム」画面です。ここにはサイト全体の概要がひと目でわかるように主要なデータが表示されていますが、詳細な分析を行うには左側のナビゲーションメニューを使います。

主要なナビゲーションメニューは以下の通りです。

  • ホーム: ログイン後に最初に表示される画面で、サイトの全体像を把握できます。主要な指標がタイル形式(画像を小さな正方形のピースに分割し、必要な部分だけ敷き詰めて表示する仕組み)で表示されており、現在の状況をざっくりと確認するのに便利です。

  • レポート: サイトのアクセス状況やユーザー行動に関する詳細なデータを確認できる、最も頻繁に使うメニューです。後ほど詳しく解説する「集客」「行動」「コンバージョン(ユーザーに達成して欲しい最終的な目標行動)」といったレポート群がここに格納されています。

  • 探索: 高度な分析を行うための機能です。特定のユーザーセグメント(ユーザーを年齢、性別など特定の共通の属性や特徴に基づいてグループ分けしたもの)に絞り込んだり、データの可視化を柔軟に行ったりしたい場合に利用します。初心者の方はまず「レポート」から使い始めるのがおすすめです。

  • 管理: Googleアナリティクスのアカウント(インターネット上のサービスを利用するための権利や識別情報)やプロパティ(ファイルやフォルダ、プログラム)、データストリーム(リアルタイムに連続して発生するデータの流れやそのデータを収集、転送、処理するための仕組み)などの設定を行う場所です。新しい目標設定をしたり、ユーザーのアクセス権限を管理したりする際に使用します。

まずは「ホーム」でざっくりと状況を把握し、「レポート」メニューから詳細なデータ分析を進めていく、という流れを覚えておきましょう。

Googleアナリティクスで見るべき主要指標とその意味

Googleアナリティクスでサイトの状況を把握するには、まず各指標が何を意味しているのかを正しく理解することが重要です。ここでは、Webサイト分析で特に頻繁に目にする主要な指標について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

ユーザー数 (UU) とセッション数 (SS)

Googleアナリティクスを使い始めた方が最初に戸惑うことが多いのが、「ユーザー数」と「セッション数」の違いではないでしょうか。これらはWebサイトへの訪問者数や訪問回数を測る上で非常に重要な指標です。

ユーザー数(UU:Unique User)は、あなたのWebサイトを訪れた「人数」を表します。例えるなら、お店に来店した「お客様の人数」です。同じ人が何度もサイトを訪れても、ユーザー数は「1」としてカウントされます。これにより、どれくらいのユニーク(一定期間内に特定のWEBサイトを訪れた重複しない)な人がサイトに興味を持っているかを知ることができます。

一方、セッション数(SS:Session)は、ユーザーがWebサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連の「訪問回数」を表します。お店の例で言えば、「お客様の来店回数」です。一人のユーザーが午前中にサイトを訪れて一度閉じ、午後に再度訪れた場合、これは2つのセッションとしてカウントされます。セッション数を見ることで、サイトがどれくらいの頻度で利用されているかを把握できます。

ページビュー数 (PV)

ページビュー数(PV:Page View)は、あなたのWebサイト内のページが閲覧された「回数」の合計です。ユーザーがサイトにアクセスし、複数のページを見た場合、その見たページの数だけPV数が増えます。例えば、あるユーザーがトップページを見て、次に商品ページ、さらに詳細ページへと移動した場合、この一連の行動で3PVがカウントされます。

PV数は、サイト内でどれくらいのコンテンツがユーザーに見られているかを示す指標です。PV数が多いほど、ユーザーがサイト内の様々な情報に触れている可能性が高く、サイトのコンテンツが魅力的であると解釈できます。

直帰率と離脱率

「直帰率」と「離脱率」も混同されやすい指標ですが、それぞれ異なる意味を持ち、サイト改善のヒントを与えてくれます。

直帰率は、Webサイトにアクセスしたユーザーが、最初の1ページだけを見て他のページに移動することなくサイトを離れてしまった割合です。例えば、サイトに100人が訪れて、そのうち60人が1ページだけ見てすぐにサイトを閉じてしまった場合、直帰率は60%となります。直帰率が高いページは、ユーザーが求めている情報と違う、読み込みが遅い、デザインが見にくいといった問題がある可能性を示唆しています。

一方、離脱率は、サイト内の特定のページを最後に見てサイトを離れた割合です。ユーザーはサイト内で複数のページを閲覧した後に、そのページでサイトを離れたことになります。例えば、商品購入完了ページや問い合わせ完了ページなど、ユーザーの行動が完結するページでの離脱は自然ですが、途中の重要なページで離脱率が高い場合は、そのページに問題があるかもしれません。

コンバージョン率 (CVR)

Webサイトの最終的な成果を測る上で最も重要な指標の一つが、コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)です。コンバージョンとは、サイト運営者が設定した「目標達成」のことで、商品購入、資料請求、問い合わせ、会員登録などがこれに当たります。

コンバージョン率は、サイトを訪れたユーザーのうち、設定した目標を達成したユーザーの割合を示します。 計算式は「コンバージョン数 ÷ セッション数(ユーザーがウェブサイトを訪問した回数)またはユーザー数(特定の期間内にウェブサイトを訪れたユニークな訪問者の数)」で表されます。例えば、100回のセッションで5件のコンバージョン(商品購入や資料請求などの成果)があった場合、コンバージョン率は5%となります。CVRが高いほど、サイトがユーザーのニーズに応え、成果に繋がっていると言えます。

その他の重要指標(ユーザー属性、地域、デバイスなど)

上記以外にも、Googleアナリティクスではユーザーに関する様々な情報を確認できます。

  • ユーザー属性(デモグラフィック): 年齢、性別など、サイトを訪れるユーザー層を把握できます。

  • 地域: どの国や地域からアクセスが多いかを知ることができます。

  • デバイス: パソコン、スマートフォン、タブレットのどのデバイスからアクセスされているかを確認できます。

これらのデータは、あなたのサイトのターゲットユーザー像を深掘りし、マーケティング施策を考える上で非常に役立ちます。例えば、特定の年齢層に偏りがある、特定の地域からのアクセスが少ない、スマートフォンからのアクセスが多いのにサイトが最適化されていない、といった課題を発見し、具体的な改善策に繋げることができます。

サイト改善に役立つ!主要レポートの見方

Googleアナリティクスには多種多様なレポートがありますが、すべてを見る必要はありません。サイト改善に特に役立つ主要なレポートに絞って、その見方と活用法を理解することが重要です。ここでは、サイトの現状把握から具体的な改善策のヒントを見つけるための主要レポートを紹介します。

概要レポートで全体像を掴む

概要レポートは、サイト全体のパフォーマンスを素早く把握するための「ダッシュボード」(データや情報を視覚的に表示するツール)のような役割を果たします。Googleアナリティクスにログインして最初に表示されることが多いレポートで、主要な指標(ユーザー数、セッション数、ページビュー数、直帰率など)が一覧で確認できます。

日々のサイトチェックでは、この概要レポートで異常値がないか、目標とする指標が達成されているかなどを確認しましょう。例えば、急激なユーザー数の減少や直帰率の上昇が見られた場合、何らかの問題が発生している可能性があり、さらに深掘りして原因を特定する必要があります。

集客レポートで流入経路を分析する

集客レポートは、「ユーザーがどこからあなたのサイトにやってきたのか」を教えてくれるレポートです。検索エンジン(オーガニック検索)、SNS、広告(有料検索)、他のサイトからのリンク(参照)、直接入力(Direct)など、様々な流入経路(チャネル)ごとのパフォーマンス(成果、効率)を確認できます。

このレポートを見ることで、どのチャネル(データの通り道)からの流入が最も多いか、どのチャネルからのユーザーがサイト内で長く滞在しているか、コンバージョン(商品購入や資料請求などの成果)に繋がりやすいかなどを分析できます。例えば、特定のSNSからの流入が多いにもかかわらず、直帰率が高い場合は、そのSNSの投稿内容とランディングページの内容に乖離がないかを確認し、改善することで成果向上に繋がるヒントを得られます。

行動レポートでユーザーの動きを理解する

行動レポートは、サイトに訪れたユーザーが「サイト内でどのような行動をしたか」を把握するためのレポートです。具体的には、「ページとスクリーン」レポートでどのページがよく見られているか、滞在時間はどのくらいか、「行動フロー」レポートでユーザーがどのページからどのページへ移動したか、どこで離脱したかなどを視覚的に確認できます。

このレポートを分析することで、ユーザーが興味を持っているコンテンツや、逆に離脱しやすいページを特定できます。例えば、特定のブログ記事の閲覧数が多いのに、その後の関連ページへの遷移が少ない場合、記事の最後に次の行動を促すようなCTA(Call To Action)を設置するなどの改善策が考えられます。離脱率が高いページは、内容が分かりにくい、読み込みが遅いなどの問題がないか確認し、改善の優先順位を付けることができます。

コンバージョンレポートで成果を把握する

コンバージョンレポートは、事前に設定した「目標」(商品の購入、資料請求、問い合わせ、会員登録など)がどの程度達成されているかを確認するためのレポートです。目標ごとの達成状況や、どの流入経路やページがコンバージョンに貢献しているかなどを把握できます。

このレポートは、サイトの「成果」を評価する上で最も重要なレポートの一つです。コンバージョン率が低い場合は、コンバージョンに至るまでのユーザー体験(UX。ユーザーエクスペリエンス。ユーザーが製品を使用する際に得られる体験や感情を指します。)に問題がないか、入力フォームは使いやすいか、CTA(コールトゥーアクション。行動喚起。今すぐ申し込むボタンなど)は分かりやすいかなどを検証し、最適化を図る必要があります。コンバージョンに至った経路を分析することで、成功パターンを特定し、それを他のページやチャネルにも応用するなど、具体的なサイト改善戦略を立てるための貴重な情報が得られます。

Googleアナリティクスのデータ分析とサイト改善の基本ステップ

Googleアナリティクスで得られるデータを具体的なサイト改善に繋げ、成果を出すためには、一連の分析プロセスを踏むことが重要です。ここでは、データ分析からサイト改善、そして効果測定までの一連の流れを5つのステップで解説します。

Step 1: 分析の目的を明確にする

データ分析を始める前に、まず「何を知りたいのか」「何を改善したいのか」という目的を具体的に設定することが最も重要です。漠然とデータを見るのではなく、明確な目的意識を持つことで、必要な情報が効率的に見つかり、具体的な改善策に繋がりやすくなります。

たとえば、「サイト全体のアクセス数を増やしたい」ではなく、「特定のキャンペーンからの流入ユーザーの直帰率を改善したい」「商品ページのコンバージョン率を2%向上させたい」といった具体的な目標を設定しましょう。目的が明確であれば、どのレポートを見て、どの指標に注目すべきかが自ずと見えてきます。

Step 2: データを収集・確認する

目的が定まったら、その目的に沿ったデータをGoogleアナリティクスで収集・確認します。例えば、特定のキャンペーンの直帰率が知りたい場合は、「集客」レポートから該当のキャンペーンを探し、直帰率の推移を確認します。

この際、データを見る期間設定(例:前月比、前年比)や、特定のユーザー層に絞り込む「セグメント」機能を活用すると、より深い洞察が得られます。異常値や変化が見られる箇所に注目し、まずは現状を正確に把握することに努めましょう。

Step 3: 課題を発見し、仮説を立てる

収集したデータから、サイトの「課題」を発見し、なぜその課題が発生しているのか「仮説」を立てるフェーズです。例えば、「特定のランディングページの直帰率が異常に高い」というデータが見つかったとします。

このとき、「ページの内容がユーザーの検索意図と合っていないのではないか」「ページの読み込み速度が遅いのではないか」「CTA(行動喚起)が分かりにくいのではないか」といった仮説を立ててみましょう。データ上の「なぜ?」を深掘りすることで、改善の糸口が見えてきます。

Step 4: 具体的な改善策を立案・実行する

立てた仮説に基づき、具体的な改善策を立案し、実行に移します。例えば、「ランディングページの内容が検索意図と合っていない」という仮説に対しては、「ページのタイトルや見出しを修正する」「コンテンツの内容をより具体的にする」といった改善策が考えられます。

複数の改善策が考えられる場合は、費用対効果や実行のしやすさを考慮して優先順位をつけましょう。また、A/Bテストツールなどを活用して、複数のパターンを比較検証することも有効です。実行計画を立て、着実に施策を進めていきましょう。

Step 5: 効果を測定し、次のアクションへ繋げる

改善策を実行したら、必ずその「効果」をGoogleアナリティクスで測定します。施策実行前と実行後で、目的としていた指標(例:直帰率、コンバージョン率)がどのように変化したかを確認しましょう。

もし改善が見られれば、その施策は成功であり、さらに改善を重ねるヒントになります。もし効果が薄かったり、悪化したりした場合は、立てた仮説や施策が適切でなかった可能性があります。その際は、再度Step 1に戻り、新たな目的設定や仮説立てからやり直すことが重要です。この「計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)」というPDCAサイクルを回し続けることで、サイトは継続的に成長していきます。

初心者がつまずきやすいポイントと解決策

Googleアナリティクスは非常に強力なツールですが、初心者の方にとっては「データが少なすぎて判断できない」「何を目指して分析すれば良いか分からない」といった壁にぶつかることも少なくありません。ここでは、そうしたつまずきやすいポイントとその解決策について解説します。

データが少ない場合の注意点

Webサイトを立ち上げたばかりの時期や、特定のキャンペーンを実施した直後など、Googleアナリティクスのデータ量がまだ少ない場合があります。このような状況で性急な判断を下すのは危険です。

データが少ないと、たまたま訪問した数人のユーザーの行動が全体の傾向を大きく歪めてしまうことがあります。例えば、極端に直帰率が高い、あるいはコンバージョン率が異常に高いといったデータが出ても、それが一時的なものなのか、真の傾向なのかを見極めるのは困難です。

データが少ない場合は、まず一定期間(例えば1ヶ月〜3ヶ月)データを蓄積することを意識しましょう。その上で、長期的な視点を持って傾向を捉えることが重要です。特定の数字に一喜一憂せず、まずは大まかな流れを把握することから始めてください。

目標設定の重要性

Googleアナリティクスを導入したものの、「何を改善すればいいのか分からない」と感じる大きな原因の一つに、目標設定がされていないことが挙げられます。目標設定がなければ、せっかく集めた膨大なデータも、ただの数字の羅列に過ぎません。

例えば、「資料請求の完了」「商品購入」「特定ページの閲覧」「メルマガ登録」など、サイトの目的と直結する行動を明確に目標として設定しましょう。Googleアナリティクスでは、これらの「コンバージョン」を計測することで、どの経路から来たユーザーが、どのページで、最終的に目標を達成したのかを詳細に分析できます。

目標を設定することで、どの指標に注目すべきかが明確になり、サイト改善のための具体的な方向性が見えてきます。目標はサイト改善の羅針盤となるため、まずは具体的な目標を一つでも設定してみることを強くおすすめします。

GA4への移行と基本的な違い(触り程度)

現在、Googleアナリティクスは「ユニバーサルアナリティクス(UA)」から「Googleアナリティクス4(GA4)」への移行が進んでいます。GA4は、ユーザーの行動をより多角的に捉えるために設計された新しい計測方法で、ユニバーサルアナリティクスとは基本的な考え方に違いがあります。

ユニバーサルアナリティクスが「セッション」と「ページビュー」を中心にデータを収集していたのに対し、GA4は「イベント」を軸にすべてのユーザー行動を計測します。これにより、Webサイトとアプリを横断したユーザー行動をより正確に把握できるようになりました。

現時点ではまだユニバーサルアナリティクスを利用している方も多いですが、今後のデータ計測の主流はGA4へと移っていきます。GA4への移行は必須となるため、今からその存在を認識し、基本的な考え方の違いを頭に入れておくと良いでしょう。

まとめ:Googleアナリティクスを使いこなし、サイトの成長を加速させよう

この記事では、Googleアナリティクスの基本的な見方から、主要な指標、そしてサイト改善に役立つレポートの読み取り方までを解説してきました。最初は複雑に感じるかもしれませんが、それぞれの指標が何を意味し、どのレポートを見れば何がわかるのかを理解することで、あなたのWebサイトの現状を「見える化」できるようになります。

Googleアナリティクスは、単なるアクセス解析ツールではありません。それは、あなたのWebサイトが抱える課題を発見し、改善策を導き出し、そしてその効果を測定するための強力な羅針盤です。ページビュー数やユーザー数の増減だけでなく、ユーザーがどこから来て、サイト内でどのように行動し、どこで離脱しているのか。そして、最終的に目標達成(コンバージョン)に至っているのかどうかを深く理解できるようになります。

データに基づいた意思決定は、漠然とした感覚や推測に頼るよりもはるかに高い確率でサイトの成果を向上させます。今日から、Googleアナリティクスを積極的に活用し、あなたのWebサイトの成長を加速させていきましょう。一歩ずつ着実にデータを読み解き、改善を繰り返すことで、必ず目標達成に近づけるはずです。お読みいただきありがとうございました!

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